「保育園に言うべき?」発達診断を受けた日、私がたどり着いた答え

療育・支援(制度・体験談)

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健診で発達検査を勧められた/診断名をもらったばかりで、保育園にどう伝えるか迷っている方

「目からお水が出ちゃってるんだ」
あの日のことは、たぶん一生忘れない。

健診をきっかけに発達検査を勧められ、紹介された医療機関を予約した。
診察室で1時間以上待って、ようやく呼ばれた。
事前にたっぷり書かされた予診票。でも診察は10分ほど。
そのわずかな時間で、診断名が出た。

帰りの電車で、子どもを抱っこしながら、涙が止まらなかった。
駅のホームでも、ドアが閉まった後も、ずっと泣いていた。

隣で、子どもが私の顔をのぞきこんでいた。
「どうしたの?」
心配そうに、つたない言葉でそっと聞いてくれた。

なんて答えたらいいか分からなくて、私はこう言った。
「目からお水が出ちゃってるんだ」

意味をなさない説明だけど、それしか言えなかった。

子どもが寝たあと、台所で泣きながら検索した
帰宅しても、子どもの前では泣けなかった。
でも子どもが寝たあと、台所でひとりになると、また涙が出てきた。

スマホを開いて、診断名を検索する。
出てくる情報を読んでは泣き、また検索して、また泣く。
そんな夜が続いた。

日中も何をしていても子どもの事を考えてしまい、涙が止まらなかった。
気持ちを切り替えようとしても、そう簡単にはいかなかった。

頭の中をぐるぐるしていたのは、
「保育園に言わなければ」という気持ちと、
「でも、言ったら退園になるかもしれない」という恐怖だった。

ネットにはそういう話も載っていた。

夫は「わざわざ保育園に伝えなくてもいいんじゃないか」と言った。
波風を立てたくない、という気持ちは分かった。

でも私には、黙ったままでいる未来が見えなかった。
子どもが毎日、何も知らない先生たちの中で、ひとりで頑張り続ける姿がとても耐えられなかった。

診断名を得たことで分かったのは、「この子には合ったサポートが必要だ」ということだった。
それを黙って隠すのは、子どもに無理をさせ続けることと同じだと思った。

最悪、退園になるかもしれない。園を変えることになるかもしれない。
それでも、腹を決めて話そう。そう夫に伝えた。

保育園のお迎えのとき、担任の先生に声をかけた。
緊張や不安で声が震えて、うまく言葉が出なかった。

先生はその様子を見て、何かを察してくれたのだと思う。
「少しお時間いただけますか」と、別室に案内してくれた。
突然のことだったのに、時間を作ってくれた。

泣きながら診断名を伝えた。
「退園ということになりますか……?」
怖かったけど、聞いた。

先生の答えは、私の予想とまったく違うものだった。

保育園は、ずっと前から特性に気づいていた。
先生が教えてくれたのは
保育園では、保護者から何も言われなくても、配慮が必要と感じた子には、先生がさりげなくそばに寄り添うサポートを、もうずっと前からしてくれていた。

うちの子も、そうだった。

知らなかった。
子どもは毎日、先生たちに見守られていた。

そして先生は、市のインクルーシブ教育の制度を使えば、加配などの正式な支援につなげられるとも教えてくれた。

肩の荷がおりた、というのはこういう感覚なんだと思った。

「言ってよかった」と、今は思う
あの日、保育園に話してよかった。

恐怖で足がすくむような決断だったけど、話したことで子どもへのサポートが形になった。
先生方への感謝は、言葉にしきれない。

制度の名前も、申請の流れも、最初は何も知らなかった。
でも一歩踏み出したことで、扉が開いた。

このブログでは、私が調べたこと・経験したこと・失敗したことを、同じ立場のお母さんに向けて書いていきます。

診断名をもらった日、電車で泣いたあの夜、台所でひとりスマホを見ていたあの時間。
そういう経験を持つ誰かに、少しでも届けばいいと思っています。

どうか同じように我が子を思い、調べ、涙を流すあなたの心が少しでも晴れますように。

次回はインクルーシブ教育制度の申請を実際にどう進めたか、書きたいと思います。

著者:風助ママ
発達ゆっくりっ子を育てるワーママ。日々のリアルをそのまま書いています。

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