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発達ゆっくりっ子を育てながら働いている方/「毎日どうやって回しているの?」と思っている方/タイムスケジュールを見て少し楽になりたい方
「どうやって回しているの?」とよく聞かれる
聞かれるたびに、少し困る。
「うまく回せている」とは、正直思っていないから。
崩れる日もある。朝から泣く日も、夜に自分が泣く日も。
それでも毎朝保育園バッグを持ち、会社に行き、夜には子どもの隣で眠る。
それを「どうやって」と聞かれると、答えは一つしかない。
やめることを、増やし続けてきた。
今日は、そのリアルを全部書いてみようと思う。
わたしの一日のタイムライン
まず、数字で見てほしい。
5:30 起床・家事を少し片付ける(静かなひとり時間)
6:30 子ども起こす ▶ 最初の山
7:00 朝食(1時間近くかかることも)
8:00 出発・登園
8:30 職場到着・時短勤務スタート
16:00 退社
16:30 保育園お迎え
17:00 帰宅 ▶ 二番目の山
17:30 夕食準備・子どもはひとり遊び
18:00 夕食(落ち着くまで1時間ほど)
19:00 風呂 ▶ 三番目の山
20:30〜21:00 寝かしつけ・そのまま寝落ちすることが多い
24:00頃 目が覚める・残った家事を片付ける
三つの山、わかるだろうか。
朝の起床、帰宅直後、風呂前。
この子がいちばん崩れやすいタイミングが、そのままわたしの「一日の難所」と重なっている。
そして最後に書いた「寝落ち→深夜に目が覚める」。
これを見て、「あ、わたしも」と思ってくれる人が、きっといると思っている。
山を越えるためにやっていること
朝の山:「起こし方」を変えた
以前は「起きて」と声をかけていた。
当然のように機嫌が悪くなる。眠いのに急かされる感覚は、この子にとって相当しんどいらしい。
今は、好きなアニメのキャラクターの声まねで起こしている。
効果は、劇的だった。半分目が覚めた状態でにやっと笑う。それだけで朝の空気が変わる。
馬鹿みたいと思うかもしれないが、わたしは本気でやっている。
朝の10分が、一日のトーンを決める。
帰宅の山:「ただいまゾーン」を作った
帰宅直後はしゃべらない、と決めた。
玄関を入ったら、とにかく静かに荷物を下ろす。子どもが好きなものをそっと渡す。テレビをつける。
以前はお迎えからそのまましゃべり続けていた。
「今日楽しかった?」「お腹すいた?」「手洗ってね」。
善意の言葉が、この子には「命令の洪水」に聞こえていたのかもしれない。
今は、帰宅後15分は「静かに存在する時間」と決めている。
それだけで、夕食までのパニックがずいぶん減った。
夕食の山:1時間、向き合い続ける
食事に時間がかかる。
好きなものしか食べない。気が散るとスプーンが止まる。気分が乗らないと椅子から立つ。
1時間かけて、結局半分しか食べなかった、という日も珍しくない。
最初は急かしていた。「早く食べて」「もう一口だけ」。
言えば言うほど、食卓の空気が重くなった。
今は急かさない。ただ隣に座って、一緒に食べる。
笑顔で食べられるものを笑顔で——という言葉を、今もお守りにしている。
風呂の山:「キャラ声で誘う」以外に勝ち筋がない
これはもう、力技しかない。
「お風呂だよ」では動かない。
「○○(好きなキャラ)もお風呂入ってるよ、一緒に入ろう」で、5回に3回は動く。
残りの2回は嵐になる。
その2回を責めないようにした。
5回に3回動けるようになったのは、去年と比べたら奇跡みたいな進歩だ。
やめたこと、手放したこと
「どうやって回しているか」の本当の答えは、ここにある。
夕食を「作るもの」と思うのをやめた
冷凍食品、総菜、週に何度かは簡単なもので済ませる。栄養バランスより「食卓が笑顔かどうか」を優先した。それでいい、と思えるまでに少し時間がかかったけれど。
きれいな家をあきらめた
床にブロックが散らかっていても、一日の終わりに片付けない日がある。この子が並べたものを崩すと、翌朝また崩れるから。散らかったまま寝る夜が、今は愛おしい。
「今日もできなかった」の積み上げをやめた
できたことだけメモする習慣を始めた。「登園できた」「朝ごはん半分食べた」「パニックが短めで終わった」。小さすぎる達成かもしれないが、続けていると少し、自分を保てる。
寝落ちして、深夜に目が覚める話
寝かしつけをしながら、そのまま眠ってしまう。
気づいたら24時ごろ。
部屋の電気がついたまま。洗い物が残ったまま。翌日の準備が終わっていないまま。
最初は「またやってしまった」と思っていた。
今は少し、考え方が変わった。
寝落ちするのは、それだけ全力で隣にいたということだ。
深夜に起き上がって、静かなキッチンでひとり家事をする時間は、正直悪くない。
誰にも声をかけられない。自分のペースで動ける。
小さな自由時間みたいなものだと思うようにしている。
完璧なスケジュールより、ちゃんと翌朝が来ること。
今のわたしにとっての「回し方」は、それだけだと思っている。
続けてみて、気づいたこと
時短勤務は「仕事を減らしている」のではなく、「使える時間を選んでいる」感覚に変わってきた。
会社にいる間だけは、自分が「親」以外の誰かでいられる。
それが意外と、呼吸になっている。
完璧な一日はない。
でも、この積み上げが、この子の「安心できるホーム」を作っているんだと、少しだけ信じられるようになってきた。
次回は、この子の将来への備えと、今できることについて書こうと思います。
どうか同じように我が子を思い、調べ、涙を流すあなたの心が少しでも晴れますように。
著者:風助ママ
発達ゆっくりっ子を育てるワーママ。日々のリアルをそのまま書いています。


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